色の魔術師、カノーバス氏

マニュエルカノーバス-Manuel Canovas さんの色使いは、素敵です。大らかで大胆。

大ぶりな柄も、なぜか落ち着きをもたらします。

色の魔術師

彼が色の魔術師と称されるゆえんは、組み合わせの美にあります。

色と色が呼応するように、ファブリックを組み合わせ、使い方を見せてくれます。

日本がお好きだそう

お聞きすると、ハスの花はアジアを旅した時に空港に向かう路で目にしたものだそうです。そして、バスケットのお話しをしてくれました。「あなたの国にも、こんな編んだ籠があるでしょう。」

日本のバスケットが柄のヒント

「アジアには綺麗なバスケットが沢山あるね。日本のかごは、中でも大好きですよ」と言われ、日本の籠が柄のヒントなのだそうです。

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どれも綺麗な色ですが、馴染が良く、底抜けに明るい色と一線を隔しています。日本の光にも良く合う色たち。

文化や自然を愛するその優しい眼差しが、作品に素敵な魔法をかけるのでしょう。

 

彼のデザインするLORCAは明快です。

例えば同じ柄物でも、右のパープルと組めば上品でエレガントに、

左のブルーと組めば、コントラストで爽やかな演出になります。

美しい色のファブリックを創造することもマジックですが、

どの様に使うかが明示されている彼のディレクター的視点がは

紛れもない色の魔術師の作品、インテリアを空間としてデザインできる仕事です。

リビングデザインセンターオゾンの展示で使わせていただいたのは、カノーバスのファブリックです。 展示の様子は別ブログで ☟

https://colordesignfirm.com/wp/wp-admin/post.php?post=22117&action=edit