オルガテック東京2023

オルガテック東京2023 テーマはシフトデザイン

10月17日、ドイツ・ケルンメッセ本社CEOゲラルド・ベーゼ氏が来日し、グランドハイアット東京で記者発表会がありました。

2022年4月開催に開催された第1回オルガテック東京は、世界8か国から63社が出展。21,958人の来場者で、アジアで開催された初のオルガテックとして成功を収めています。第2回オルガテック東京は、8月末時点で既に全体の120%の成約。会場の拡張が決定しています。次回開催は、2023 年4⽉ 26 ⽇(⽔)〜28 ⽇(⾦)です。

次回テーマはシフトデザイン

第1回の来場者の内訳は、会社役員や社長が13%。デザイナーや建築家は20%でした。来場者の内訳からも、これからのオフィスに関心を持って来場が促進された様子がうかがえます。次回はよりデザインに特化し、『シフトデザイン』をテーマに開催されます。

ワークスタイルの変化

コロナ禍でワークスタイルの変化が起きました。国土交通省による「テレワーク人口調査」では、勤務先にテレワーク制度などが導入されていると回答した人の割合は40%に達しています。リモートワークの普及率も上がりました。ワーク・フロム・ホーム、サードプレイス、ワーケイション。多彩な働き方が提案されるようになりました。

時代に呼応した働き方

オフィス自体のありかたにも変化が求められています。より自由で行きたくなるオフィス。インスピレーションやイノベーションが得られるオフィス。そんなオフィスへと改編の需要が見込まれています。

アジア太平洋地域のオフィス関連施設市場

全世界の42%、予測成長率は5.1%

21年度のアジア太平洋地域のオフィス関連施設市場は、全世界の42%でした。日本は、北米に次ぐハイエンドオフィス家具市場です。2023年も世界のオフィス市場は3〜5%の安定的な伸びが予測されています。

2027年までの成長率は年平均5.1 %で、これは世界の平均を超えているそうです。この市場へのゲートウェイとして、日本でオルガテック東京が開催されています。

ケルンメッセ3.0

ケルンメッセの主な専⾨分野。⾷品と⾷品技術、家具、デジタルメディア、エンターテインメント、モビリティです。⾒本市会場はドイツ国内第3 位、世界トップ10 に⼊る規模です。ケルンと世界の主要都市で年間約80の⾒本市や展⽰会を開催しています。

ケルンメッセは2030 年を⾒据え「Koelnmesse 3.0」を実施しています。これはケルンに新しいビルを建設し、展示会での立地と滞在の質を向上させようという、大掛かりな改修プロジェクトです。

大阪万博ドイツパビリオン

ケルンメッセは、⾒本市事業に加え、1986 年から展示会の企画運営も行っています。2025 年の⼤阪万博では自国パビリオンの企画運営業者にも指定されています。ISM Japan (国際菓⼦専⾨⾒本市)とワイン&グルメ ジャパンの2023 年日本開催も決定しています。

2023 年開催の、ISM Japan (国際菓⼦専⾨⾒本市)とワイン&グルメ ジャパン