2025ミラノデザインウィーク。30万人を超える来場となった2025ミラノサローネ国際家具見本市と、市内で展開されたイベント、ミラノデザインウィーク。この一大インテリアイベントについて、概要レポ―トをお伝えします。
7月4日、日比谷のサンゲツParksで報告会を開催。広範な業界関係者のご出席となりました。セミナーご参加の皆さまには、振り返り資料としてご覧ください。
協業出展
デザインを外部に委託たコレボレーションによる展示が印象的でした。
共同で展示を創ることにより、自社で行うのとは異なる視点が加わり、展示の完成度が上がり、来場層も広がっている印象でした。




メガ展示
本会場での家具のハイブランドによる多数の新作の出展。
家具という場所を要する展示とは言え、これまでの2倍のスペースを使用しての展示があり、会場出展者が市内へ移行しスペースが埋まり切れないのかと思わせる一面を伺わせました。一方、毎年新作を出し続けられるハイブランドの力も、あらためて感じる展示会でした。



ディテールの変化
ファブリックやアウトドア素材に変化が出始めています。
ポリッシュ仕上げやビーズ・カラーガラスといったつや感。ブークレからネップや布目が目立つラフな布地に変化。イ草や藁、ロープ調素材。ぬいぐるみ生地のようなもこもこファブリック。あえて付けた皺。花びらの集合のような変形レース化した生地。グラデーションや腐食調セラミックなど、目新しい素材が出ています。
















色とテイスト
バーガンディやティル。ハニーイエロー。そして多出のくすんだセージ色。そして暖かいウォルナットがタイムレスなエレガンスの表現で戻っていました。ミッドセンチュリースタイルなど、ハイエンド向けの肩の張らないスタイルも見かけられました。
照明や壁紙、印象に残った家具のフォーマット
照明には目新しいものが多く見られました。また壁紙にはイタリアらしいテイストが反映され、家具や照明と一体となった展示が特に素晴らしかったです。
今回はコラボレーション展示や、コーディネートされた展示が際立っていました。規模や歴史的建造物のチカラを借りた展示手法から、伝えたいコンセプトがしっかりしていること。スタッフも含めフレンドリーであることが重要と感じました。
セミナーご参加者様には、照明や壁紙、家具についてお渡しした詳細資料を合わせてご参照ください。