建築家が関わって、島を活性する。その一つが家プロジェクトです。
直島の本村地区の空き家7軒を、住んでいた時の記憶を織り混ぜ改修したアートプロジェクトです。プロジェクトは「角屋」の1998年に始まりました。「南寺」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の6軒をスタンプラリーして巡りました。
さりげなく置かれた竹は、須田悦弘さんの自然を模した造形物!
人と記憶と場が織りなすアートプロジェクト
空間そのものをアーティストが作品化し、地域に点在するかつての暮らしをうかがわせていました。散策しながら本村の方に道を聞いたり。路地のさりげない経年した木を眺めたり。
場所の記憶に、今もそこに暮らす人の営みに触れる。人と記憶と場が織りなす他では経験しがたいアートプロジェクトでした。
住む人と訪れる人とが交流して生まれる新たなコミュニティの在り方を提起する。プロジェクトにはそんな思い、日々変化しながら進化するプロジェクトなのだそうです。