フランスは、日本人建築家を好んでいます。ルーブルのエクステンションとして建てられたルーブル・ランスは、日本の建築家、妹島和世のSANAAにより作られました。
妹島和世氏による直観的デザイン
124 の応募の中から 2005 年に選ばれたこのプロジェクトは、環境に適合するアイデアとして選ばれています。透明性と外部への開放を追求する、派手なジェスチャーがない設計です。控えめな遠竹ですが、金属の長い塀を一目見ただけでも平凡でない直観的なデザインです。
「昨今の美術館建築家がしばしば大型の垂直複合体を作る中、SANAA は、鉱山から受け継がれた非常に直線的で水平な建築として、長い建物を 1 フロアのレベルに配置しています。
高さ6メートルを超えることなく土地のわずかな斜面を抱きしめ、所々に木のてっぺんが現れます。このように、建築はその存在感で圧倒することなく、微妙かつ敬意を持って近隣に溶け込みます。」と美術館は説明しています。
そんな設計が、環境に溶け込むとして、124の応募の中から選ばれたのですね。
水の向こうに建物が見えます。建物をデザインした、というより、周辺の環境そのものを内包したようなルーブル・ランス。冬だったので木々の枝の姿が水面に写り、静寂が感じられます。
これらが一体どんななのか見たくて来ました。鉱山跡地で土地はやせたものだそうです。茂るさまとはまた異なり、静寂が似合います。
確かに、他では作ってもらえなそうなデザインです。
金属に景色を移すという発想は、妹島さんならではに感じます。柔らかく暖かな質感が印象的です。
夏の様子がルーブル・ランスのホームページにありました。
■ガラスと金属と光の、景観に溶け込む建物
純粋な線
非常に単純な形を使用して、建物を景観の要素にすることに成功しています。彼らはファサードの外観で遊びました。それらのデザインは、この景観の壊れやすい美しさと相反する厳密に直線的な形や、美術館の内部の観点から制限されていた自由すぎる形から解放されています。
多重反射
SANAA エージェンシーの天才的なストロークは、建築モジュールを目立たないようにしたことです。これは、目立たないフルハイト グレージングまたは陽極酸化アルミニウム プレートでそれらを交互に包み込むことによって実現されます。これらは、動きや光によって変化する、この景観の輪郭の色あせた、ほとんどぼやけたイメージを反映しています。博物館は周囲の公園を吸収して再構成し、建築と風景の間に連続性をもたらしています。
建築家SANNAからのひとことが掲載されています。
「景観がどこで終わり、建物がどこで始まるかわからないことを私たちはいつも意図しています。」
収蔵品
ゆっくり見られます。テーマで選んだ特別展など、編集展示がされています。
ルーブル周辺
ルーブル・ランス美術館周辺の建物。趣きがあります。駅前からバスが出ていて、歩くこともできますが行きは乗車をおすすめします。
帰りは家並みを見ながらぶらぶらしても、静かで落ち着きます。
駅周辺とルーブル・ランス美術館入口
赤い可愛い列車で到着です。駅のサンドイッチがとても美味しいです。モダンな駅舎。バッテリーチャージスティションも構内にあります。
帰りは照明が綺麗でした。人の少ない郊外駅でも、ちゃんとデザインしています。着いた駅の色ですが、濃いですね。はっきりした工業的色使いが、公共デザインでも好みの様です。