日本の住まいで多く見られるのが、白い壁紙。白壁紙といっても素材や種類はさまざま。同じように見えても、実は質感や微妙な色の違いを数えたら膨大な種類があります。どれを選んでよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、白壁紙の主な柄の特徴とインテリアスタイルの合わせ方。最適な壁紙の選び方のコツ。Houzzでご紹介しまました。
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ニュアンスカラーと組合せ、個性を際立たせる
淡いグレーやブルーと合わせると、白壁紙のスッキリした印象がノルデックをモダンやカジュアルにシフトします。北欧家具との相性もよく程よい個性が加わり、小物を小気味よく引き立ててくれます。
タイル柄・レンガ柄
こちらは先日施工させていただいた事例。タイルやレンガを貼りたいけど、施工費が大変で諦めていた。壁にちょっと表情を持たせたいけど、あまりハードになっても心配。出っ張ってきて場所が狭くなるのでは。。。など。諸事情で不安がある時も、壁紙なら予算も厚みも押さえて、人気のノルデックスタイルやカジュアルな空間を素敵に仕上げてくれます。もし気が変わっても、壁紙なら貼り換えも用意です◎
ストレッチ壁紙
機能性壁紙も、空間の状況に合わせて上手く使うと、施工精度と空間機能があがります。
上はストレッチ性壁紙です。壁紙表面の樹脂にストレッチ性があり、樹脂の伸びが下地の動きをカバー。ひび割れを軽減してくれます。リフォームの現場も増えてきた最近。各社よりこのタイプの壁紙はでていて、パワー○○。ストレッチなど、会社によって呼び方も変わります。キズや汚れに対して強化されたものも出ています。塗り柄のストレッチ性壁紙は施工もしやすく、リフォームや幅広いテイストに向いています。
抗ウイルス壁紙
コロナになって、注目されたのが抗ウイルス壁紙。表面のコート層が付着したウイルスを不活性化し、抗菌性に優れて清潔さを保ちます。住宅はもちろん。店舗やクリニックなど抗菌が意識される場合もあります。SIAA認証を取得したラベルが貼れるものもあり、安心を伝えられます。
抗アレル物質壁紙
下の画像は抗アレル物質壁紙WVP4334(東リ株式会社HPから引用)。抗アレル物質壁紙。最近増えてきているハウスダストアレルギーの不快感軽減にも貢献してくれそうです。表面に付着したダニの糞や死骸、花粉など。室内にどうしても入ってくるアレル物質に反応し菌やカビの繁殖を抑制してくれます。
他にも汚れが付きにくい防汚機能。傷が付きにくいよう強化した耐久壁紙など。白は清潔感のある色ですが、機能プラスでさらに空間を快適・クリーンにしてくれます。
プロジェクター用壁紙
動画配信サービスやネット動画、モバイルプロジェクター。家で画像を楽しむことがめっきり多くなりました。大画面で楽しみたいがスクリーンで場所が狭くなる。天井がスッキリしなくなるなど、課題もあります。部屋をスッキリしたままで、ホームシアターを大画面で楽しみたい。そんな時は、プロジェクター用壁紙も役立ちます。普通の壁紙より画像や文字の歪みが少なく映像の再現性に優れています。
柄の白壁紙
先日施工した事例です。洗面・トイレはタイル柄や幾何柄などを取り入れることもあります。白系でまとめると、邪魔にならず白の衛生陶器と合わせてもマッチします。全体に柄がある壁紙を限られた空間でこのように白壁紙で柄を楽しんでもいいでしょう。白壁紙にすれば、総柄もうるさくなく、ちょっとした冒険を後押ししてくれます。
パールやラメのきらめきをプラス
こちらも先日施工した事例です。エレガントにしたいけど、モダンさも欲しい。そんなご要望に、パールやラメが入った白壁紙をお選びしました。こんな風に特殊インクが加わった壁紙はやんわり柄が光に浮かび上がります。空間に、素敵な表情を加えてくれます。
日本の壁の多くは、白やベージュ、淡いグレーなど。いわゆる白壁紙で仕上げられています。白壁紙は木の家具やフローリングとも好相性。ナチュラルですっきりした空間が作れます。
多くの部屋に採用されている白い壁紙。一見同じように見えても、実は様々なエンボス加工による凹凸柄や色味があります。また、最近は素材による違いで五感に訴えるもの。表面に機能を持たせたコーディングを施したもの。ニュアンスが加わるパールやラメが施されたものも出ています。
白壁紙だからこそできること。柄や色味のニュアンス、素材の違い。上手く選ぶと、ちょっとした冒険も楽しめま思うインテリアをつくるのにも役立ちます。