京都の銭湯カフェ

京都のもとは銭湯だったというカフェで一休みしました。

夜道を探しながら歩くと、あっ、銭湯!とっても素敵♡ 正真正銘のタイムスリップです。

京都さらさの店名は、「更紗=さらさ」に由来するそうです。インドから各地へ広まり、柔軟に変化を遂げてきた染織生地。自分たちも同じように、土地や時代で名を変えながらも、各所で集う人々にいつも柔軟に寄り添い、愛され続ける空間でありたい。そんな願いから付けられているんだそうです。

新しいカフェとばかり思っていました。しかし、1984年にクリエイティブな若者たちが自らが内装工事をし、什器も持ち寄って作ったんだそうです。

このタイル。パリのメゾン・エ・オブジェでこのタイルを使った家具を見ました。なんて素敵なんだろうと話を聞くと、日本のタイルを使って作ったということ。こんな素敵なものを外国で見ることになるなんて。浮世絵が包み紙に使われ、外国に知られて評価されたのに似ています。

お客さんも外国の人が多かったです。日本の若者や家族連れは、店の雰囲気でなく飲み物などの内容で場所をえらんでいるのでしょうか。

これを作った若者は、もう60代かも知れませんね。デジタルに縁遠いほっこりが居心地よかったです。

日本に居ながら異国気分。ほっこりとした銭湯カフェでの小さな旅でした。