木のぬくもりに包まれた工房とアトリエ

オーダー家具國中は、今年創業70年を迎えた世田谷区の芦花公園のとなりに佇むお店です。

向かって右は、木を使ったおもちゃやコースターらが置かれるお店。

左が工房になっていて、修理を待つ家具やキッチンの材料などが置かれたりしています。

ガラス戸越しに、置いてある木材や年季の入った機械も覗け、ちょっとわくわくします。

高度成長期はお店の什器やオフィス家具を。70年から80年代は住宅家具にシフトして、新建材やウレタン塗装を行っていたそうですが、90年代より作り手にも、使い手にも身体に良いものを作りたいと、オイル塗装を続けられています。

 

近くにあるアトリエイノウエでは、國中さんの家具が使われています。

こんな歩く花びらのような家具が収められる物件は、お庭も気持ちよさそうです。

アトリエイノウエの2Fの壁も、窓も、普通ではありません。

こんな仕上げを頼まれた職人さんは、きっと秘かに楽しんだことでしょう。

木の葉の散る和紙のシェードも、イイですね。

葉っぱも小さくて、あちこち向きながら順番に並べられてます。

ウエイトの小枝も可愛いです。

向かい側の壁も、普通でないです。

こちらは激しく力強い仕上げ。

素材の持つ力は、意匠に富んだもの達をしっかり受け止め、一つの空間に馴染ませます。

こんな工房やアトリエを目にすると、石で家を創る地域でなくて良かったぁ、と思います。