2018 IFFT インテリア ライフスタイル リビング

「IFFT インテリア ライフスタイル リビング 2018」が東京ビッグサイトで11月14日(水)からの3日間開催された。来場者数は昨年対比で約800人増の17,426名。15 の国と地域から423 社(国内:342 社 海外:81 社)が出展した。

「はじまりの仕事展」が展示されるアトリウムでは、モノにまつわる人の視点から情報が発信され、外国からの来場者もチラホラ。家具、建材、テキスタイル、雑貨、ファッション、フードなど、住まいや商業施設空間に関わるあらゆるアイテムが展示されるIFFTならではの見本市らしい雰囲気。一般の来場もあり、賑わった。

作品に添えられた作り手の思いを伝えるカードは開始一時間でほどんどなくなり。外国来場者が主催者にカードの補充を促すも、教えてくれてる事自体残念ながら理解できてなく。折角の企画がもったいない(涙)。

アトリウム企画を手掛けたナカムラケンタ氏対談企画「これからのデザイン」は面白かった。メーカーの意見を聞いて物を作ると、一部の人には良いけど他の人にはなんとなくになる。自分の強みを活かしたものづくりを世界に発信していく。重要なのは規模や量でなくデザインで、今の時代は大掛かりでなくても物が作れるんだから、と。

ナカムラ氏はちょうどグッドデザイン賞の審査を終えたところだそうで、デザイナーが自分で作ってるものが受賞作品に増えてきてるそう。マーケットが同じものを欲しないこれからは、今年のハイムのトレンドでも言っていた、だれもがデザイナーになっていくんですね。

こちらは初出展のファブリック。ナカムラさんが言うところの、一人で作っているブランドだ。ファション系の展示会には既に出展してるそうだが、インテリアの展示会は初めてだそう。「皆がいろいろ聞いてきて、ファションとは違う反応」だそうだ。マハラムやクヴァドラだけでなくて、こんなジャパンの生地も、マーチンデール〇✕回とかはとりあえずお家用だから良しとして、椅子貼りやクッションに加わって欲しい♡

IFFTインテリアライフスタイルリビングは、ハイエンドのデザイン提案型の国際見本市で、文字通り国際的な展示も多く、家具や照明も積極的に出展される。

今回目立ったのは、素材。セラミックの使用だ。

モーダ・エン・カーサでは、スペインLevantina社製高級セラミックTECHLAMを使用したテーブルを発表。また、乾燥の工程で一部に明るいラインが入りる煙で燻して独特な味わいを表現したオークのテーブルはなかなか良かった。頻繁にアジア工場に出かけ打ち合わせて作るという製品は、値ごろだが細部も良く新鮮。

二つ目の素材は石。こちらはテラゾーのコーヒーテーブル。冷たくなりすぎずなかなか良い。

 

そして3つ目の素材はキャラクター木。

キャラクターが入るオーガニックテーブル。いずれもアイアンの脚が利いて軽快な仕上がり。淵の仕上げもキャラクターの色とマッチ。欧州の人も飛びつくだろう。

HIDAのブースでは川上元美先生がご説明。ファブリックも良い感じ。壁付けに寄せられる変形円タイプのダイニングも便利そう。会場内を歩く喜多先生のお姿も発見。流石IFFTですね。

VITAが、UMAGE(ウメイ)に扱いが変わったそう! 

「人生を素晴らしくする世界のすべてのものは、あたなに特別な経験を与えるための遠い道のりを歩くことを厭わない人がつくっています」。デンマークでは、その創造者の努力をUMAGE(ウメイ)というそう。デンマークのVITAはUMAGEという照明会社で扱われることになったそうで、Bluetoothで消灯、タイマー設定、調光・調色ができるQuito(クイット)というLED電球が入り、スマホやタブレットで操作できるそう。というわけで、Eosの羽の二つの色が違うの、分かります?

カリモク、ニュースタンダード、エレファントソファ。一昨年開発のジオグラフィカルなファブリック、ほんと合ってます。

こちらの石はセメントライク、モダンです。

MORITAのテーブルはセラミックに、オークかウォルナットが中央に入るデザイン。

AKI+は、村澤一晃さん、中村圭吾さんデザインの作品を展示。椅子と箱物が合体したJABARAは、小ぶりで後ろ姿も良い。

イヨベはコートハンガーが大人気

 

会場で目立っていた民芸家具の変身努力。

旭川のクリエイトファニチャーは、もともと写真のカタログのような栗の家具を製作していたそう。で、”クリ”エイト。若い世代と一緒に民芸家具に新しい解釈を加え、再提案として染色したそうだ。ろくろの脚と天板のバランス、脚の位置など工夫があると良さそう。幕板ももう一工夫欲しい感じかな。

仙台箪笥組合のブースでは、SENDAITANSU 2018を発表。歴史に裏打ちされた職人の手から生まれた箪笥は、年を重ねるごとに味わいを増す、とある。木目隠蔽のウレタン塗装であったが、木目を活かしたシャビータイプがあるともっと多くの人が使えるかも、と拝見。

 

イイ感じの雑貨小物も満載。

描く絵本。子供のころ本に色を塗っちゃって、怒られた。これがあればなぁ。

靴下です、こんちにわ♡

アイアン雑貨に、見つめる狛犬。KARAにはちゃんとゴリラ居ました‼

ハイムトレンドブースエリアに弾さん発見。来年のユートピアは結構行っちゃってる感あるけど、トレンドトークでお聞きしたい。HOUZZのトレンド記事にも書いてますが、あの色ね、来年は !(^^)!

(©あみむら まゆみ)