パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2022が発表されました。カラー・オブ・ザ・イヤーとしては初となる、新色、ヴェリー・ペリ(PANTONE 17-3938 Very Peri)として発表されました。
インテリアビジネスニュースに寄稿させていただきました。
https://online.ibnewsnet.com/news/file_n/gy2021/gy211213-02.html
「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」について、改めて (‘◇’)ゞ
ファッションや美容、インテリア、社会経済などのもろもろを調査して翌年のテーマカラーを毎年12月に発表してます。もう20年近く続いてます。昨年や一昨年の記事もあるので、近いうちに見やすくまとめますね。
2022年のテーマとして発表された「ベリーペリ」は、私たちからすると紫ですね。日本では江戸紫、京紫といって、青みがかった紫か、赤みがかった紫かで東西の好みが現わされたりします。
紫は二つの性質を併せ持つ色で、そのためミステリアスな雰囲気があります。紫の元となる材料がとても高価なこともあり、高貴な衣服や着衣として世界で使われています。
今回のヴェリー・ペリは、ブルーの誠実さと、赤の持つエネルギーを兼ね備える淡いブルーみの紫で、『最も幸せで暖かいブルー』として提案されています。この澄んだ淡い紫は、変革の時代に生きる私たちに暖かく元気を与えて、新たなビジョンを誠実に見出すよう促してくれる色ーとされてます。
紫は世界でそうであったように、日本でも染料がとても貴重であったことより、古くから高貴な色としてお坊さんの袈裟や皇族の着衣などにも使われ、憧れより、着物などの色としても親しまれてきました。
海外ではここ数年、アナと雪の女王のカラーに見られるようなパープルよりのピンクが多く出ています。昨年のカラーデザインファーム主催のトレンドセミナーでも、紫は世界で出てきているようだ、としてお伝えしてます。前の年のカラー・オブ・ザ・イヤーのイエロー、その前のグリーンやサーモンピンクとの相性もよく、いい色ですね。
この淡い紫はクリエイティブ精神を刺激してくれます。実は組合せにより表情のかわるユニークな色で、ちょっと日本にはそんな色は出てないと思うかも知れませんが、日本好みのエレガント・モダンな嗜好とも合い、カーテンや壁紙などの多くの商材として人気です。