バルセロナでハマムに潜入してみることに。調べて予約してみました。タクシーを頼みましたがなぜかホテルの前まで来てくれず。空車を停めるように迎車を停めます。隣のタクシーを拾おうとする人と予約番号があるのに奪い合い(笑)。
さて、タクシーに乗り込みダウンタウンに向かいます。道が細くここから一通で行けないとなり、歩きます。看板を出しているとも思えないスパにたどり着けるか。
じとっと恨めし気に運転手を見つめます。バルセロナらしくさっぱりと、でもこのすぐ先と身振り手振り。ま、では行ってみましょう。
ローマの遺跡発見
途中ローマの遺跡に遭遇。東大王とかなら分かるんでしょうが、読めません。説明を見るとパルテノンのような列柱が見えます。これは誰でしょう。
なんと2世紀のもの
見ると、セビリアのサン バルトロメ地区にあるマルモレス通りのローマ時代の柱。ローマ人がヒスパリスの街に滞在中に残した偉大な痕跡だそうです。
しかも、イタリアから略爆したもので、もとはやはり神殿だったそうです。
3 本のエジプトの花崗岩の柱からなる遺跡で、損傷が激しく、市が資金を投入して保全する計画が立てられているようです。
Calle Mármoles de Sevilla のローマ神殿の柱
ローマ神殿の柱、Calle Mármoles de Sevilla の修復のめの足場掛けの様子が出ていました。請け負った工事業者さんの投稿です。ローマ遺跡修復の足場づくりが出ています。
トラヤヌス帝またはハドリアヌス帝の時代に建てられた、1世紀末から2世紀初頭の神殿のものと考えられているそうです。もともと、この場所に神殿を形成する6本の列柱があったそうです。
落として壊してしまった⁉
そのうち一本がペトロ1世により14 世紀にセビリアのアルカサルに移されます。宮殿でしたが、移動中に落下してもう1本が折れ、その遺跡は何世紀にもわたってボルセギネリア通り、現在のマテオス ガゴ通りに散らばっている。とあります。夜遅くまで遊ぶカタルーニャの人たちは片付け好きでないんでしょうか。何世紀にもわたりそのままって、信じがたい。
記述に「像」とあり今の柱から想像できませんでしたが、こうなっていたそうです。
2本の柱にはヘラクレスとジュリアスシーザーの彫刻だったそう。この2つの彫刻は、新しいスペイン君主制の 2 人の王のもとに移設されてしまいます。ヘラクレスはカルロス1世に、ジュリアスシーザーは息子のフェリペ2世に贈られたそうです。
それで、3本の現存する柱に
というわけでここにあるのは残りの3本。彫刻は無くなりただの柱の姿です。かくしてこの3本がマルモレス通りで見れる現存の物となります。
最初の画像でわかるように、ツタが絡まっています。隣のビルとも接近し、土地も段差がある。足場の設置も困難とあります。日本では駅を作ろうと掘って埴輪や土器が、などですが、ローマの遺跡は確かに保全も移動も大変そうです。神宮外苑の銀杏並木を工事のため切り倒そうとするのは、柱を移そうと思うのに似てる気がします。
さて、バルセロナのハマム
寄り道が長くなりました。さて、不安な店探しに戻ります。
店の外観が出ていた広告を握りしめ訪ね歩きます。ありました。真っ暗です‼
男性も結構来ています。広いですが、夜だというのにぱらぱら予約客がやってきます。待つ間お茶が出てきました。
インテリアに抜かりがありません。暗くて怪しい雰囲気ですが、クッションとかソファ。ランプのフリンジとかの手が込んでます。いろいろ撮りましたが暗くて使えず。
室内ですが大きなプールもあり、好きなだけ皆さんプカプカ浮かんでました。特別、というより、いつもの一コマの様に、利用している感じでした。
お陰でちょっとした探検になりました。