folk art internationalは、1948 年フランク ロイド ライトにより店舗としてデザインされました。VC Morris より依頼されたもので、サンフランシスコにあり、既存の建物を改装したものでした。

VC モリス ギフト ショップとしてデザインされたこの店は、ショーウィンドウがありませんでした。そこで、クライアントは失望を表明することとなりました。
ライトらしいレンガと柄使い
ライトのアイコニックなレンガ使いやモチーフが見て取れます。


確かに、当時としては斬新で店の感じはあまりしなかっただろう外観に螺旋ドーム。天蓋から光が降り注ぎ中は明るい。渦巻ドームのような感じに砂漠の植物と岩が配されています。




こうして見ると、グッケンハイムのための習作だった、ということですね。
格子のドア
ライトは、商品を見てもらうために、通りに向けたウィンドウを作りませんでした。代わりに、アーチ型のトンネルで買い物客の興味をそそりました。興味をもった客は、この鉄の格子のドアを開けて中に入ってくることになりました。そこでライトはこの入口について、ユーモラスに「ねずみ取り」と呼んだそうです。

2017年、新たにISAIAの店舗として生まれ変わりました。しっくい壁、木工細工、トリム、フローリングの手すり、天井、吊り下げたプランター、店舗の前のガラス製のプランターは元のまま。そして大切なレンガと石のファサードも、手を加えることなく改装されました。


今も整然としたレンガ施工が、美しく魅了します。