プロに聞く、壁紙トレンド8つのキーワード 特集記事に掲載されました

今トレンドのデザイン傾向、8つのキーワードを掲載よりご紹介!

 

白い無難な壁のインテリアはすでに過去のもの。気軽に張り替えられる壁紙やアクセントウォールの普及により、ユニークな壁紙デザインを積極的に取り入れる人が増えています。

テクスチャーやパターンを楽しむウォールカバリングの世界はますます豊かになっています。

http://www.houzz.jp/ideabooks/75464701/list

1. デジタルプリントによる表現の広がり
デジタルプリント壁紙は「空間に合わせて自由自在にサイズを変えたり、写真をプリントしたり、美しいグラデーションを出したりなど、デジタルにしかできない表現が続々登場しています」と語るのは、壁紙を張り替え、理想の住空間を実現する「Re壁(リカベ)プロジェクト」を推進している〈日本壁装協会〉の専門委員を務め、Color Design Firmを主宰するインテリアデザイナー、網村眞弓さん。「インテリアファブリックや照明やデコレーションと合わせたカスタマイズもできるので、スペシャルな壁紙で空間を演出できます」。

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2. 凹凸のある自然素材の質感
いっぽうで、自然由来の素材を使ったり、またはその素材感を緻密に表現した異素材の壁紙の種類が豊富になったことも、最近のトレンドの大きな特徴だ。「アバカやシェル、シルクに枝、石英などの自然素材を使用した、表情豊かな壁紙がたくさん出てきています。これらは照明と組み合わせて使用すると効果的で、素材の表情がさらに美しく引き立ちます」と網村さんは言う。

3. 材質自体の進化
壁紙の材質自体の進化にも注目。「豊かなテクスチャーの無地系壁紙も増えてきており、従来の無難な白のビニール壁紙から脱却し、全体のクオリティーがアップすることは間違いないと思います」(マナ、中尾さん)

4. クラフトとテクノロジーのハイブリッド
テクニックを組み合わせたり、新しく開発されたテクニックが加わって、より豊かなテクスチャー感、立体感を出していく、クラフトとテクノロジーのハイブリッド化が進むのではないでしょうか」(中尾さん)

5. フェイクウォール、ヴィンテージスタイル
「木材、タイル、ファブリックなどの素材をプリントした壁紙の人気も続行中です。素材は重かったり、高価だったりして、壁面に気軽に取り入れるにはハードルの高いので、壁紙を使ってそういった素材感を気軽に楽しんでいただけます」(テシード、江面さん)2016-10-24 19.05.49

6. 抑えたメタリック色
網村眞弓さんによれば、人気のメタリックカラーにも新たなトレンドが出てきているそう。「かすれた感じや自然のモチーフを金属色で表現したデザインや、鈍く光るナチュラルなデザインに注目です。抑えた光沢のある素材と陰影のある素材の組み合わせは、空間に上質な華やぎと落ち着きをもたらします」。

7. トーン・オン・トーン
ブルー系、グリーン系など、同じ色相でトーン(色調)を変化させた配色を「トーン・オン・トーン」というが、この取り入れやすい色づかいが、奥行きのある表現方法で登場している。「上品に光を反射する、雲母(きら)の襖紙を思わせるトーン・オン・トーンです。同系色の美しいグラデーションの中に柄が見え隠れするこのようなタイプが、新しい表現として加わりました。」(中尾さん)

8. 人気柄、伝統柄の新しい展開
カラフルな楽しい柄も充実。伝統柄や人気の定番柄の表現方法が広がっていることにも注目したい。「凛とした美しさのあるジオメトリック柄、シンメトリーの整然としたデザインは、多くのメーカーがコレクションとして提案しています。人気はまだまだ続きそうですね」(江面さん)

牧歌的な田園風景や貴族の暮らしぶりを単色で描いた「トワル・ド・ジュイ」というフランスの伝統柄があるが、最近ではそのアレンジも多いのだそう。たとえば写真は、オペラの観客席をモチーフに、人々の暮らしを描いた楽しい柄だ。「世界中の人が行き来する中、景色や人の様子を描いたストーリーのある壁紙、トワル・ド・ジュイは、部屋にいながら、見知らぬ場所やかつて訪れた場所を楽しみ、旅する気分になれる魅力のモチーフです」と、網村さん。
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このような流れもあり、好きなインテリアテイストを実現する方法として、以前より気軽に壁紙を張り替えることが、さらに普通になってきつつある。

楽しさ広がる壁紙の世界。今の気分を気軽に取り入れて、もっとインテリアを楽しんでみよう。


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